オフィシャルブログ│吉江染工場

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ご自分のきものが目の前で・・・

新年おめでとうございます。

おきものを通して、笑顔あふれる時をお届けできますよう、

社員一同更に頑張って参りたいと思います。

さて、おきもの誂えをご依頼いただきましたお客様が、

東京より、1月5日、ご自分のおきものを染めてるところを見学されました。

色無地の方、そして、お好きな「兎」が描かれる訪問着の方。

ご自分のきものが染められるのを目の前で見られ、

ご本人様は勿論一緒にお越し頂いた方々も、大変喜んで頂きました。

現場で見られた染料の色がお手元に届いた時にどんなふうに変わっているか・・・

ドキドキわくわくでお待ちのことと思います。

三月には揃ってお出掛けされるのを予定されてるようで、

きっと、どんな帯がいいかしら、

帯締め帯揚げは何色を合わそうかしら・・・

と、楽しみにされてることでしょう。

職人の手仕事の技術を見て頂き、

ご自身のおきものが生まれる場に立ち会って頂いたことで、

より愛情をもって、そのおきものと沢山楽しんでいただけることを願っております。

私共も直にお召しになられるお客様と、そういう時間を共有できることは、

大変幸せなことです。

おきもののこんな楽しみ方、あなたもいかがですか?

 

 

 

 

大事にしたいこと・・・

先月の京都新聞の凡語に

南インドの小さな出版社が作った「つなみ」という絵本のことが書かれてありました。

それは、2004年のスマトラ沖地震が題材で

宗教を超えて人々の支え合う姿と希望が描かれたものだそうです。

触り心地の良い手すき紙。

1色ずつシルクスクリーンで刷る鮮やかな絵。

仕事の手法も出来上がりも変わってしまうから、

会社も大きくすることなく、月千冊作成のみ。

現地取材をされた京の装丁家は

「本屋と読者の良い関係」を見たと。

大量生産よりも品質を重んじ、読者は待つことを楽しむ。

この記事を書いた記者は最後に、「ちょっとうらやましい」と、記していました。

そうそう! 同じ、同じ!!

そのうらやましいと思ってもらえるところこそ、

私達の何よりの喜びであり、前へ進む力なんですよ!

まだまだ、こうしてものづくりに向かってる人は

海の向こうでもいるんだ、

と嬉しい思いにあふれました。

ご縁をいただいたお客様へ、心から喜んでもらえるものを・・・!

今日も社員一同精進して参ります。

今年もあとわずか。

どうぞ、ご健康で素晴らしい年をお迎えなられますよう、

心よりお祈り申し上げております。

 

 

 

年一展を終えて・・・

今年は大変な猛暑でしたので、いつもよりひと月遅れの年一展

毎年お元気な顔を見せて頂ける常連様、

おきものを、自分の新しいファッションとして楽しまれるお若い方々、

ご結婚された娘様用にと色留袖を探しにみえられたお母さま、

来年のお嬢様の成人式のお祝いにお誂えされるお客様、

日本の伝統産業の美に興味をお持ちのお医者様、

ご主人様がネットで見つけて頂き、初めてお越し頂いたお客様などなど・・・

とびっきりの嬉しい出会いに笑顔があふれました。

かなり遠方からお越し頂くお客様も多い中、

出来るだけ楽しんで頂けたらと、

弊社にはないものも、他社様のご好意で、

私共も勉強させていただきました。

この年一展で頂きました素晴らしい時間を感謝の気持ちに変え、

また、日々のお仕事に生かしたいと思います。

ご来社頂きました皆様、誠に有難うございました。

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勇壮なお祭りの衣装に・・・

今年の春、突然お見えになったお客様。

地元の由緒あるお祭りに出られるお子さんのためのお衣裳、

弊社依頼が可能か、姫路から車でお父様がお越しになられました。

驚きましたが、

色々探してお越しになられたお父様の熱い思いに動かされました。

ご両親様と共に、図案も考え、試行錯誤で仕上げました。

当日は最高のお天気!

直接この目で見たかったのですが・・・お写真を送って頂き、

大変嬉しく大きな感動と共に拝見しました。

子を思う親心、そして伝統を支える多くの方々、お疲れさまでした。

黒川様祭り黒川様祭り2

黒川様 魚吹八幡神社 ①attachment00 (2)

ようこそ、板場友禅へ・・・

突然いただいたお電話
神戸の大学で勉強されており、
きものについて教わりたいことがあるとのこと。
後日、可愛らしいネパールのお嬢さんが、
弊社を訪れてくれました。

日本に来て1年半日本語の勉強をして、大学に入学。
綺麗な日本語を話され、今年4回生で卒論作成中。

本などで調べること以上に、直に聞きたい!と、
ネットで弊社を見つけて下さいました。

ラマさん

 

昔から今日への日本のきもの文化の変遷、
人の手により、多くの過程を踏んで生み出されるきもの、
その実際の複雑さを現場を見られて大変驚かれてました。

将来、日本のホテルでの仕事に就きたいとのこと。
お客様にとって、とても貴重な時間に、
心に残る何かをご提供できるように、応援しています!!

素敵すぎるお着物姿・・・

今年の春にお染め替えさせていただきましたお客様から、

あまりにも素敵なお着物姿!!!

そして、とっても嬉しいメールが届きました。

お許しいただきここにご紹介させていただきます。

ずっと見ていたいほど・・・とても幸せな心地になりました。

おきものの魅力を十分に引き出し、お召しになられてることに、

大きな拍手!  ブラボー!!です。

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*いただきましたメールより・・・

その節は大変お世話になりました。
本日東京にて、義理の姉の式がこれから始まります。・・・

着物が室内ではグレー系にみえたり、外では紫系に見えたりと
色んな表情が楽しめました!

小物も渋いのが好みなので、暗い赤紫の締めにグレーの揚げにしました。
胸元は照明などで紗綾形の光沢感が強く、
襦袢の衿だと寂しかったので、白地の刺繍衿をつけました。

今は渋めのコーデでも私らしく楽しめました。
年を重ねたら、淡い小物で優しく着られるので、楽しみが増えていきそうです。

今回染め替えをして、光沢感と元々の紗綾形がよーく分かるようになり、
今の時代ではなかなか売り物で見ないお着物へとなりました。

:時が過ぎても、お客様からまたこんな幸せをいただき、嬉しいかぎりです。
有難うございました。
尚、このおきもののお染め替えは訪問着のお染め替え事例でご覧いただけます。

秋の年一展に向けて

暑いですね~が、毎日の挨拶になってしまいました。

涼を求めて、今年の年一展は

11月17・18日 に予定しています。

おきものと帯との素敵な出会いを楽しんでいただきたく、

只今、すすめております。

改めてご案内させていただきますが、

涼やかな風と共に,お目にかかれたら嬉しいです。

 

 

 

おきものの良さを知っているからこそ・・・

紫陽花の季節となり、F様より嬉しい知らせが届きました。

昨年の12月にお染め替えしたF様の絽のおきものが、
とても素敵なワンピースに生まれ変わったのです。

そもそも、2年前にお嬢様の小さい頃の縮緬の小紋を
地色替えさせていただくという、ご縁をいただきました。
その後、立派なお雛飾りの前でのお嬢様のお写真、
染め替えたお着物姿がとても愛らしく、
私共の嬉しい思い出として残っています。

幼いころだけでなく、
こうした素敵な時間を大切に
過ごさせてあげていらっしゃること、
素晴らしいな・・・と思いました。

お嬢様がお生まれになるまで、
プレタポルテのデザイナーをされており、
その後も装うことがお好きなF様は、
コツコツとものづくりを続けてこられたそうです。

着物を染め替えされるのをよく見ますが、
あまり心魅かれることがなかった私は、
「シンプルなデザインですよ」という言葉に、
とても楽しみにしておりました。

おきものの模様がうまく生かされた、
無理のないワンピースで、とても素敵!!

幅がなくて、裄がとれず、
おきものとして着られないわ・・・ということ、ありますよね。
こういう道でまた楽しめたなら嬉しいですね

F様は7月には鎌倉駅近くのギャラリーカフェで
個展を開かれるそうです。
素敵な出会いがあることを、心よりお祈りしております。

 

藤巻理絵様 染め替え染め替え お洋服 1

*このワンピースドレスの他、ボレロも一緒に作られてます。
F様のお染め替えはまた、
ビフォーアフターでご紹介させていただきます。

*F様個展ご案内です・・・・・是非どうぞ!!

会期  7/24(火)~7/29(日)
11:00~17:00

会場  ジャックと豆の木
鎌倉市由比ヶ浜2-4-39

℡   0467-24-6202

(*^^*) F様より・・・

どれもシンプルなデザインで、
あえてお着物をお洋服に変えようという気持ちを持たず、
どうしたら再び着る人を素敵に見せることができるか
ということに重きをおいて製作中です!

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育てあう

生き方探求・チャレンジ体験 (中学生)

新緑と大雨・・・寒暖差激しいこの時期、
元気のいい「おはようございます!」が早朝より響きました。

いつも早く出社する職人が慌てるほど、
余裕を持って来てくれました。
そして、朝礼がはじまるのを、
背筋伸ばして正座してる姿に、またまた感心・・・。

当たり前のことが当たり前に出来ること、
それが大人になる1歩でしょうか。

体験して貰えることは限られてるのですが、
一生懸命、真面目に取り組んでいただきました。

ベテラン職人さんと共に一番若い職人の安井さんも
中学生の指導にあたってもらいました。
「う~難しい!」といいつつも、にこにこと嬉しそうです。
教えながら、育てられてる・・・
ありがたいことです。

最終日の最後にきものを着てもらいました。
多くの職人の手と心から出来上がったもの。
ものづくりを仕事にすることの大変さと楽しさを
少しでも感じてもらえたでしょうか・・・。

伝統工芸に興味をもって来てくれたお二人にとって、
おじいちゃんくらいの職人さんとのこの4日間・・・
実りある、生き方探求・チャレンジ体験になったなら嬉しいです。

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守り、そして冒険

第69回京友禅競技大会にご来場いただき、
誠に有難うございました。

たった一日の公開ですが、いつもお世話になってる
お仕事関係の方々から、
お友達、そして昔弊社で腕を振るっていただいた職人さんなど、
沢山の方にお越しいただき、大変有難いことでした。

毎年出品作品を手掛けるのは大変ですが、
ちょっと普段とは違う冒険ができ、
よその染屋さんと研鑽できる貴重な機会です。

来年、更にまた違った魅力が発信できますように・・・
日々精進してまいりたいと思います。
有難うございました!

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