染め替え事例

振袖から訪問着にしたものを・・・     静岡 A・U様

【ご要望】

伯母のきものを譲り受けました。

肩と袖に焼け、衿にくっきりと黄変シミがあり、
寸法も自分に合うように直したいです。
ピンクと淡いブルーのグラデーションがとても気に入っているので、
できるだけ、今の色合いで焼け直しができたら嬉しいです。

Before
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After
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【お客様の声】

早速開けて、驚きました。
あの黄ばんでいた着物が、別のもののように仕立て上がっていました。
身にまとってみましたが、「ああ、こんなかんじだったなあ」と思い出されました。
衿の濃い黄色い線シミが、あとかたなく消えていて二度びっくりでした
自分サイズになりましたので、
帯や小物を選んで春のお茶会に出かけたいと思います。

一昨年亡くなった母が着物が大変好きな人でした。
その影響で私も着物が大好きです。
訪問着などは70万円、80万円が当たり前の時代を見てまいりました。
着物の良さは、色を変えたり、
仕立て直しができる点だと思います。

確かに、お安く新しいものを入手するのは楽しいことではありますが、
「蘇ることができる」ことを大切にしたいと思います。
それには。お金がかかるのですが、
それだけの技術の賜物だと思います。
着物そのものの再生やサイズ直しなどで、
生地が傷むまで着まわせることは、
本当に素晴らしいと思います。
それを支えていただく職人さんたちに心より感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。
*お写真ではなく、実際におきものを拝見しますと、
焼けがかなり強く広範囲でした。
また、それに加え寸法変更により元の折筋跡が黒く出てしまいます。
地色には極薄のブルーが染めてありました。

地直しをする場合、焼けが強いため、その焼けに色に合わすか、
濃いブルーグレーにするか・・・という選択になりそうでした。
お客様のご希望イメージからずれることはしたくありません・・。
そして、これら全てを直したとしても、
すっきりとした仕上がりにはならないとの判断・・・。
実際にご着用されることを考えますと、
一度全てを抜染して染め直すほうが良いのではないかと、
ご提案させていただきました。
シンプルな柄行ですので、
もとのその配置やお色をしっかり確認しておけば可能でした。

*両袖の写真です。右側の袖の焼けが左と比べるとわかります。
画像の説明
 

【加工内容】
解きハ縫い洗いのし→抜染→地直し→ぼかし染め→蒸し・水洗→お仕立て

【参考価格】
合計¥127,160-(税込)

*これは、お振袖だったときのお写真だそうです。
こうして、長くお召しいただけるおきものは幸せですね。