ルーマニアのブカレスト大学日本語学科で、
2日間「きもの」について講義をして参りました。
日本の歴史ときものの変遷・文様の意味・きものの染色工程と技法など、
実際の映像を交えながら行い、きものの着付けの実演、そして、
用意して持って行った型を使い、簡単な染め体験をしていただきました。
学生さんはとても優秀で、日本の歴史や文化に関する知識はかなり 深く、
とっても綺麗な日本語をすらすらと話され、本当に驚きました。
染め体験は学生さん自身が配色を考え、
笑顔いっぱいで、とても楽しく素晴らしい作品ができました。
そして、ブカレスト大学のセレモニーが行われる歴史あるホールにて、
一般市民の方対象にも講演をさせていただきました。
日本文化に関心の高い方々が120名ほどお越しになりました。
簡単な日本のきものの歴史ときものの種類、そして製造過程を映像を交えて
お話させていただき、振袖の着付けの実演も致しました。
会場舞台には、きものや帯、小物なども展示し、実際に見ていただきました。
お越し頂いた方々は、武道をされている人、俳句や芸術を専門にされている人、
本当に深く日本文化を愛して頂いてる方々で、熱気に包まれていました。
実際に「きもの」を見たのは初めてとおっしゃる方が多く、涙されることもあり、
私共は深い驚きと感動をいただきました。
ルーマニアの街はとても美しい建物が沢山残っていますし、
食べ物も大変美味しいものばかりでした。
そして何より、人々は大変に温かで、勤勉、とても細やかな心遣いをたくさん頂きました。
このきもの文化とさまざまな方との出会いが、これからさらに、
少しずつ豊かに広がれば大変嬉しいです。
この素晴らしい出会いをいただだきました、Japan Desk Scotoland様、
そしてブカレスト大学のアンカ先生と素晴らしい学生さん方に心より感謝しています。
遠く離れたルーマニアで、これほど日本を愛してくださる方々が沢山いる・・・
この喜びを持って、さらに頑張りたいと思います 。