染め替え事例:訪問着
訪問着の染め替え事例をご紹介します。
地色をどうにかしてこれから着用できるようなものにしたい。 京都 Y・K 様
*昔の鮮やかなお色のお着物が、シックな雰囲気のおきものになりました。
元の地の模様が素敵に作用し、とても奥深い雰囲気をかもしだしました。
南天の赤い実の色も地色に合わせて変化させ、金糸目で品のある華やかさを添えました。
華道をされてらっしゃるY様・・・
これまで沢山、弊社のお染め替えをご利用いただいております。
素晴らしい華展で、私共の手掛けたおきものが
Y様と共にお召しいただき、参加させていただけること、大変光栄に思います。
これからお祝い事を迎える娘用の訪問着に。 東京 M・R様
【ご要望】
シミ汚れが多いきものですが、母となった娘用に、できれば淡いお色に染め替えたい。
3月3日の初節句に着たいそうです。間に合いますか!?
*12月下旬にご連絡いただきました。
前年に、留袖の染め替えをさせていただいたと同時に、
丸帯を袋帯と草履バッグに加工し直しさせていただいたり、
白襦袢もお作りさせて頂いておりましたので、
迅速にお送りいただき、ご相談できました。
お色は淡い色をご希望でしたので、シミ汚れ跡がわかりにくくなるギリギリの濃さに。
かなりのシミ汚れがあり、どうしても直らない部分には、
無理のないように、小さな模様を描き足しました。
そして、地色が華やかになった分、
模様の濃いオレンジ色のトーンを抑えました。
これから、少しでも長くお召しいただけますよう・・・。
茶道をしています。年齢にあった色に染め直しを。 福岡 J・S様
【ご要望】
若い時に作ったものです。
お茶会の機会も増え、新しい着物をとも考えましたが、
もう一度染め替えを考えてみようかと思います。
ピンク地は全体が絞りを伸ばしたようなでこぼこのある生地ですが、
染め替えができるのでしょうか?
仰る通り、模様の花が華やかすぎる気がいたします。
私が心配だったのも模様の部分でした。
若い時は、はっきりした色付けの可愛さが好きで購入いたしましたが、
年齢とともにしっくりいかないように思えてきたので、
長い間、着用しておりませんでした。
できればやさしい色でひぅそりと咲いている花のような模様になればうれしいです。
渋くしていただき、ピンクは抑えて・・・の意見に賛成いたします。
グレー地の方は金箔が派手かなと思っています。
汚れがひどく、タペストリーにでもするしかないかと。 滋賀 T・M 様
【ご要望】
派手になってしまった上、汚れが多いので、諦めていましたが、きものとしてもしも着られるようになるのだったら、
染め替えてみたい。