訪問着

娘時代の附下を・・・   静岡 S・T様

【ご要望】
地色を地味な色に染め替えたい。
暑がりなので、胴ぬき仕立てでお願いしたいです。

Before
静岡 S・T様Before
After
静岡 S・T様 After
コメント

*随分お若いころにお召しになられてたおきものなので、
袖丈を短くし、身幅を広げることになりました。
また、薄いピンクの間はわからなかった生地のスレ傷みが、
濃い紫に染めると現れてまいりました。
それらを隠すためには箔加工など有効なのですが、
模様のバランス的にお勧めできません。
できる限り直し、あとはお召しになった時に、
少しでも目立ちにくいようにお仕立て前に確認して進めました。

*「汗はそれほどかかないけれど、暑がりです」と仰るS様のご希望で、
胴裏なし、八掛のみという胴抜き仕立てを致しました。
これは、生地が硬めのきものなどは特に、
胸周りがすっきりと着られるという利点もあるそうです。
S様は、ご自分とおきものとのバランスをよくご存じの上、
心地よく楽しめる工夫をされておられます。

【お客様の声】
紫の良い色に仕上がり、白の菊がハッキリと、
スッキリした柄に仕上がっています。
地味めな紫に映え、とても素敵になりました。
秋から楽しみです。
胴抜きなので、早めに着られますね。
娘時代のきものが、また着られて嬉しいです。
ありがとうございました。

【作業工程】
解きハ縫い洗いのし→柄伏せエンブタ→糊置き→染め
→蒸し・水洗→八掛生地・染め→刺繍入れ直し→糸目描き
→地直し→お仕立て(胴抜き)

【参考価格】
合計 ¥165220-(税込み)

*着付けのお稽古では、季節を感じる模様のおきもので、
楽しまれてるそうです。
また最近は、お色の組み合わせを考えて、

袖口から長襦袢がチラッとが、流行ってるとか。
お友達の中には、襦袢の袂を中から縫いつけてる方もいらっしゃるそうです。

皆さん様々に工夫をして楽しまれてるんですね。
S様は上記訪問着染め替えほか、
お襦袢2枚のお仕立てもされました。
1枚は着物生地を使われて、
2月の一番寒さ厳しい時期に丁度良いとのことでした。
ご自分が快適で楽しくお召しになられる工夫満載です!

楽しいお着物ライフのお手伝い、
また、させて頂けたら嬉しいです。