【ご要望】
和裁のできる母で、きっと自分で染め替えするつもりだったのでしょう、
和箪笥ではないところにあり、保管状状態も悪かったため、
シミ等がひどくなったと、思われます。
また、菊の柄ですが、季節を問わないものにできませんか・・・。
京都に滞在予定がありますので、お時間が合えば、
お伺いしてご相談したいと思います。
*菊は季節をそれほど気にされなくても良い模様ですし大丈夫です。
*元の袖の柄位置を変えました。
なぜか、元より模様が身頃と繋がっておらず、
どうしたものかと悩みましたが、メインの左側にもっていきました。
【お客様の声】
とても素敵なお色ですね。
家族にも好評です。
光の当たり方で黒にも紫にもチャコールグレーにも見えます。
胡粉の新しい菊と、元の菊とで、柄に立体感が出たように感じます。
葉の色も黒系に統一され、落ち着きが増しました。
また、金糸目が鮮やかになり、お目出度い席にも
遜色なく着られそうです。
ありがとうございました。
【作業工程】
解きハ縫い洗いのし→シミ汚れ落とし→柄伏せ①→染め→蒸し・水洗→柄伏せ②
→手ざし(色・胡粉)→金糸目描き→地直し→パールトン加工→八掛生地染め→お仕立て
【参考価格】
合計¥217,944-(税込)
*上記以外に、部分的に色変色のある色無地をお仕立てのまま直すこともさせて頂きました。